スクラッチ「スイカゲーム風」のチート機能(柿だけ・重力変更)の作り方を解説!
キッズと関わり10年!プログラミングで未来を育てる、りけーこっとんです!
「ママ、見て!スイカゲームのチート見つけたんだ!ハイスコアが簡単に出せるんだ!」
もしお子さんがこんなことを言ってきたら、叱ってしまいますか?
ちょっと待ってください!
実はスクラッチ(Scratch)の世界において、「チート(ズル)」は「プログラミング学習」の入り口として、とても重要なステップなんです。
大流行中の「スイカゲーム」。
(本家Nintendo Switch版はこちらからダウンロードできます!ご家族で遊ぶのに最適ですね)
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普通に遊ぶのも楽しいですが、実はプログラムを少し書き換えるだけで、「柿しか落ちてこないモード」や「重力ゼロモード」など、自分だけのオリジナルゲームに変身させることができます。
この記事では、プログラミング知識ゼロのお母さんでも大丈夫なように、人気の改造(チート)方法を画像付きで分かりやすく解説します。
ぜひ、お子さんや親御さんの参考書としてお使いください!
お子さんの「ゲーム遊び(消費)」を、今日から「クリエイティブな学び(創造)」に変えてしまいましょう!
目次
スクラッチの「スイカゲーム」チート・改造版とは?
まず、安心していただきたいのは、スクラッチにおける「改造」は悪いことではありません。
むしろ推奨されている文化なのです。
なぜ「改造(リミックス)」が人気なのか?
スクラッチには「リミックス」という機能があります。
これは、他の人が作った作品のプログラムをコピーして、自由に改良できる機能のことなんですね。
プロのエンジニアも、既存のコード(プログラム)を修正して新しい機能を作ることがよくあります。
子供たちがやりたがる「チート」とは、ゲームを有利に進めるためにプログラムの中身を分析し、数値を書き換える「ハッキング(探求)」そのものです。
「どうやったら柿しか出なくなるのかな?」と考える過程で、お子さんは自然と論理的思考を働かせているのです。
人気のチート・改造の種類
現在、スクラッチでは以下のような改造が流行っています。
- 出現制限系: 「柿だけ」「メロンだけ」しか落ちてこない。
- 物理変更系: 「無重力(ふわふわ落ちる)」「強風(横に流れる)」。
- システム介入系: 「スコアがいきなり99999」「逆にシンカする」。
これらはすべて、プログラムの数字を少し変えるだけで実現できるんです!
【遊ぶ編】「チート版・改造版」スイカゲームっぽいもので遊んでみよう
まずは自分で作る前に、世界中のクリエイター(Scratcher)たちが作った面白い改造作品で遊ぶことが一番!
「こんなこともできるんだ!」という発見が、お子さんの創作意欲に火をつけます。
1.スイカゲームを忠実に再現!
新スイカゲーム!!(バグ改良版)(kanett様作)
こちらは改造というわけではないですが、スイカゲームを簡単に再現できるようにしたゲームです!
本物のスイカゲームを忠実に再現するには複雑な物理演算が必要です。
しかし、このゲームはそれを小学生でも分かるように簡単にしています。
複雑な物理演算やシンカをここまでシンプルかつ分かりやすいようにしているゲームは他にないですね!
2.将棋がシンカ!?王将ゲーム
王将ゲーム!!(Ayumi2016様作)
王将って「餃子の王将」かと思ったら、将棋の王将でしたw
先ほどのゲームのリミックス版ではありますが、フルーツではなく将棋の駒をシンカさせるという発想は面白いですよね!
これくらいのリミックスであれば結構簡単にできると思うので、最初の改造版を作るには良いですね。
3.立体的に!3Dスイカゲーム
3Dスイカゲーム(chitose1020様作)
こちらはなんと三次元のスイカゲーム。
果物の落ち方とかも自然ですごいです!
クリックでキューブをぐるぐる回しながら果物を探すのは本物のスイカゲームにはない感覚。
立体的になると「フルーツどこ行った?」となりがちで難易度が上がりますね。
次の章から「柿だけ」「無重力」に焦点を当てて、どのように変更すればいいのかを解説していきます!
【作る編】スクラッチで改造プログラムのやり方
さあ、ここからが本番です!
お子さんと一緒に、普通のスイカゲーム風のゲームを「一種類しか落ちてこないモード」に改造してみます!
※リミックス元(スイカゲーム風のゲーム)のプロジェクトを開いて準備してください。
オススメはTeba_elevenさんのスイカゲーム風のゲームです。
理由としては作者が日本人っぽいので、お子さんが普段使っている日本語スクラッチと違和感がない形で作られているからですね。
後は余計な装飾が少ないので、スイカゲームの物理演算などゲームの根幹部分に集中できます!
ステップ1:「中を見る」でコードを表示
プロジェクトページの右上にある「中を見る」というボタンをクリックします。
すると、画面いっぱいにカラフルなブロック(プログラム)が表示されます。
「うわっ、難しそう…」と思うかもしれませんが、変えるのはたった1箇所だけです!
ステップ2:フルーツを出現させる「乱数」ブロックを探す
画面の下の方にある「スプライト(キャラクター)」の中から、フルーツを落とす役割のものをクリックします。
今回で言うと、「フルーツスプライト」と書かれているスクラッチネコマークが見えるスプライトですね。
これが落とすフルーツを定義しているところになります!(下の画像の赤枠)
そしてブロックの群れの中から、以下のようなブロックを探してください。
これが「次はどのフルーツにするか?」を決めているサイコロの役割です。
通常は、1から3までのどれかがランダムで選ばれるようになっています。
ステップ3:乱数を「3」に固定する
ここが改造の瞬間です!
緑色の 「(1) から (3) までの乱数」 ブロックを、マウスでドラッグして外します(捨てても残してもOK)。
空いた穴に、キーボードで直接 「3」 と入力します。
(下の画像青枠)
これでプログラムは、「サイコロを振る」のをやめて、「常に3を出す」ようになります。
これが「乱数(ランダム)」を「定数(決まった数)」にするという、プログラミングの重要な変更です。
他の人と差をつける!オリジナルの「最強チート」を作ろう
「一種類だけ出てくるようにする」ができたら、他の部分もいじってみたくなりますよね。ここからは、少し応用的な改造アイデアを紹介します。
① 重力を操る!落下スピードを変更する
フルーツが落ちるスピードを変えてみましょう。
左のブロックの中から「変数」の欄へ行きます。(下の画像赤枠)
すると「重力」という変数があると思います。
この変数は以下のブロックで設定しています。
最初は「重力を0.9にする」となっていますが、これを低くすればフルーツがゆっくりと、大きくすれば早く落ちるようになります!
② フルーツの大きさを変える(巨大化・極小化)
紫色の「見た目」ブロックの中に、「大きさを (85)% にする」 というものがあります。
今回の例でいうと「fruit」と書かれている柿マークが見えるスプライトの中にあります。
まずはそのスプライトに移動(以下の赤枠)。
そしてその中にある、以下のブロックを探します。
この「大きさを○○にする」という紫のブロックが大きさを決めているブロックですね。
この紫ブロックの黄色い四角で囲った数字は、もともと100のはずです。
この数値を (200)% にすれば巨大フルーツに、(10)% にすれば豆粒のようなフルーツになります。
⚠ 「動きがカクカクして重い!」と感じたら?
改造が進んでフルーツが増えると、画面がカクカクしたり止まったりしませんか?
スイカゲームのような「物理演算(物がぶつかったり、落ちたりする計算)」は、実はパソコンのパワーをとても多く使います。
ゲームの動きをスムーズにするためには、パソコンの「頭の良さ(CPU)」と「作業机の広さ(メモリ)」が大切です。
- CPU(頭の良さ):
Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上(さらに高性能な Core Ultra 5 などもおすすめ!) - メモリ(作業机の広さ):
16GB(たくさんの画像を動かしても固まりにくくなります)
「とりあえず安いやつでいいか…」と選んでしまうと、いざお子さんが複雑なゲームを作ろうとした時にすぐ動かなくなり、結局買い直すことになりかねません。
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改造(リミックス)作品を共有するときの注意点
最後に、親子で確認してほしい大切なルールがあります。
原作者への感謝を忘れないようにしたいところです。
リミックス作品を公開する場合は、必ず「メモとクレジット」欄に元の作者名を書きましょう。
この原作者というのはスクラッチで作った人もそうですが、スイカゲーム自体を作った「Aladdin X」社も含まれます。
スイカゲームそのものの画像(スイカなどのフルーツ画像)や音楽などを使うことは控えましょう!
また、スクラッチのコミュニティガイドラインも守りましょう。
誰かを傷つけるような言葉や改造はNGです。
まとめ:チート改造は「未来のエンジニア」への第一歩
いかがでしたか?
「チート」と聞くと悪いことのように聞こえますよね。
しかし、こうして中身を見てみると、「変数の役割」「条件分岐」「座標の仕組み」など、プログラミングの重要な要素がたくさん詰まっていることがわかります。
お子さんが「柿だけにしたい!」「もっと速くしたい!」と言い出したら、それはただゲームを消費しているのではなく、「自分の思い通りに動かしたい」というクリエイターへの第一歩です。
スクラッチの改造だけでは物足りなくなってきたら、それはお子さんの才能が次のステージを求めている証拠です。
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お子さんの「好き」という気持ちを、ぜひ将来の「力」に変えてあげてくださいね。
※本記事に関する画像はAIを用いて作成されることがあります


