DS検定対策|データサイエンス力|定積分・確率密度関数を勉強!

DS検定の統計数理の基礎編を分かりやすく解説。DS25。ひよっこDS、りけーこっとん DS検定

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どーも、りけーこっとんです。

DS検定の勉強をしよう!と思ったは良いものの、こんな悩みはありませんか?

とある女の子
とある女の子

DS検定ってどうやって勉強すればいいの?

DS検定の勉強の仕方が分からない…

とある男の子
とある男の子

本で勉強するのは分かるけど、高いなぁ…

無料で単語解説されているサイトとかないかな?

ひよっこDS
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DS検定は、始まったばかりの試験だから、対策法とか分からないよね。

じゃあ、このサイトで出題範囲の内容を押さえていこう~

DS検定の解説をすぐ見たいよ!という方は、以下から最初の解説に飛べます。

ひよっこDS
ひよっこDS

今回はスキルチェックリスト

「DS25:確率密度関数を定積分して確率が得られる」を解説していくよ~

本サイトでは超重要項目重要項目覚えておきたい項目と表記を分けますので、勉強時の参考にしてみてください。

DS検定って、そもそもどんな資格?という方は以下の記事をご覧くださいね。

試験範囲は以下の二つから出題されます。

スキルチェックリスト
数理、データサイエンス、AI(リテラシーレベル)モデルカリキュラム

本内容は以下の書籍を参考に作成しております。


なお、本サイトはDS検定の合格を保証するわけではありませんので、ご了承ください。

では早速、内容に入っていきましょう!

※「DS○○:」項目の文章は独自に短縮して表現しております

DS25:確率密度関数を定積分して確率が得られる

この項目は「確率密度関数」を「定積分」すると確率が得られることを説明できてくださいね、という項目。

ここでのキーワードは「定積分」「確率密度関数」。

それぞれ解説していきますが、前提知識として「積分」「原始関数」「不定積分」を知っておく必要があります。

積分・原子関数・不定積分とは?

積分
微分に対して逆の計算のこと。
不定積分」と「定積分」の2種類がある。

原始関数 微分される前の関数のこと。 \(\displaystyle F'(x) = f(x)\)の時の\(\displaystyle F(x)\)を指す。 例) \(\displaystyle F(x)=x^2\Rightarrow F'(x)=2x\) 微分される前の関数、つまり\(\displaystyle x^2\)が原始関数。

不定積分
微分とは逆の計算を行って、微分される前の関数を求めること。
つまり原始関数を求めること。
\(\displaystyle \int f(x) dx\)のように表記する

不定積分の一番簡単な公式は以下の通り。
※DS検定ではこの公式を覚えておけば問題ないと思います。

\(\displaystyle f(x)=x^a\Rightarrow \int x^a dx=\frac{1}{a+1}x^{a+1} + C\) ここでaは適当な定数、Cは積分定数

例えば\(\displaystyle F(x)=x^2\)を積分すると、

\(\displaystyle \int x^2 dx=\frac{1}{2+1}x^{2+1} + C\)

Cは積分”定数”というように、微分したら0になります。
※そうだっけ?と思った方は「導関数とは?|ひよっこDS」をご覧ください。

なので\(\displaystyle \frac{1}{3}x^{3}\)はいくつもある原始関数のうちの一つで、Cには定数であれば何が入っても良いわけですね。

つまり、関数\(\displaystyle x^2\)の原始関数は以下のようなものがあります。

・\(\displaystyle \frac{1}{3}x^{3} + \color{red}{4}\)(数値のみが入る項)
・\(\displaystyle \frac{1}{3}x^{3} + \color{red}{3y – 5}\)(積分する変数以外の変数項)

上記の例では赤字の部分が積分定数になりますね。

このように、原始関数というのは一つだけでなく、たくさんあります。

定積分とは?

さて、先ほど積分には「不定積分」と「定積分」があると解説しました。

積分・原子関数・不定積分、これらを解説してようやくDS25の項目で重要な「定積分」について解説できます。

定積分
不定積分に実際の値(a, b)を代入して、aとbの値の差を求めること。
関数の変数a~bの間の面積を求めることと同義。
\(\displaystyle \int_a^b f(x) dx\)のように表記する。

なぜ面積を求めることと同じ意味なの?と思った方は、「積分とは何なのか?面積と積分計算の意味|アタリマエ!」をご覧ください。

※上記の記事を理解するには「はさみうちの定理」「極限」「微分の定義式」の前提知識が必要。
難しそう…と思った方は、「積分は面積を求めること」と覚えてしまってもいいと思います。

不定積分は\(\displaystyle \int x^2 dx=\frac{1}{3}x^{3} + C\)のように関数で求まりましたね。

しかし定積分では具体的な値が求まります。

定積分の一番簡単な式は以下の通り。
※DS検定ではこの公式を覚えておけば問題ないと思います。

\(\displaystyle \begin{align} \int_a^b x^c dx &= \left[ \frac{1}{c+1}x^{c+1} + C \right]_a^b \\ &= \left( \frac{1}{c+1}b^{c+1} + C \right) – \left( \frac{1}{c+1}a^{c+1} + C \right) \end{align}\)

文字だけではわかりにくいので、定積分の実際の計算を見ていきましょう。

関数\(\displaystyle x^2\)の変数が\(\displaystyle 1\leq x \leq 3\)の範囲である面積を求めなさい。

積分とは?積分を分かりやすく解説!ひよっこDS、りけーこっとん

※\(\displaystyle \int_1^3 x^2 dx\)の計算をせよ、と同義になります。

では面積を求めるために、\(\displaystyle \int_1^3 x^2 dx\)を計算しましょう。

\(\displaystyle \begin{align} \int_1^3 x^2 dx &= \left[ \frac{1}{2+1}x^{2+1} + C \right]_1^3 \\ &= \left( \frac{1}{3}3^{3} + C \right) – \left( \frac{1}{3}1^{3} + C \right) \\ &= 9-\frac{1}{3} \\ &= \frac{26}{3} \end{align}\)

したがって、\(\displaystyle 1\leq x \leq 3\)の範囲の面積は\(\displaystyle \frac{26}{3}\)となります。

確率密度関数とは?

確率密度関数
連続値を取る変数に対して、確率を表した関数のこと。
縦軸に「確率密度」、横軸に「変数」を取った以下のようなイメージ。

確率密度関数とは?確率密度関数を分かりやすく解説!ひよっこDS、りけーこっとん

それぞれの値がどれくらいの確率密度で出るのか、を表したグラフです。

上記の例だと150 cmの身長の確率密度は0.26程ですね。

また、以下のように面積にすると、その間の値を取る確率が算出できます。

確率密度関数とは?確率密度関数では面積を求めると確率になる!ひよっこDS、りけーこっとん

ここで注意したいのは、身長150 cmをぴったり取る確率は0であるということ。

サイコロの目のように4がぴったり出る確率は\(\displaystyle \frac{1}{6}\)ですよね。

これはサイコロの目が{1, 2, 3, 4, 5, 6}という6つの離散的な値しか取らないためです。

なので確率の総和1を、あり得る場合の数6で割って\(\displaystyle \frac{1}{6}\)となるわけです。

しかし身長は150.3 cmもあれば149.000004 cmなどもありますよね。

つまり連続値になると、確率の変数の取りえる数が無限に(\(\displaystyle \infty\))大きくなります。

なので確率の総和1を、あり得る場合の数\(\displaystyle \infty\)で割って\(\displaystyle \frac{1}{\infty}\)となるわけですね。

分母が無限に大きいので、ある値(身長150 cmなど)をぴったり取る確率は0となります。

まとめ

今回は「定積分・確率密度関数」などを解説してきました。

以下の項目を説明できるようになっているでしょうか?

・積分
・原始関数
・不定積分
・定積分
・確率密度関数

DS検定は覚える内容が多いです。

一つ一つを細部まで見るというよりは、広く浅く見ていくことが重要かと思います。

DS検定を取得して、データサイエンティストやAI関連の仕事への道を開きましょう!

次回は「集合論の基礎」などについて解説していきます。

ではまた~

DS検定の続きの解説は以下のページからどうぞ!

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