小学生の息子さんが大好きな「がっぽり寿司」をScratchで「自分も作りたい!」と言い出したら、ママとして最高のチャンスですよね。
でも同時に、「作り方を教えてあげたいけど、親がプログラミングはサッパリ…」「単なるゲーム作りで終わらせず、将来につながる学びにしてあげたい」と不安になる方も多いはず。
ご安心ください。
この記事では、大人気のがっぽり寿司の制作を通し、プログラミング未経験の親御さんでも横でサポートできるよう、ブロック一つひとつの意味や、論理的思考力を伸ばす声かけのコツを解説します。
遊びを学びに変えるこの手順を実践すれば、お子さんはScratchの仕組みが自然と理解でき、自分で考える力がグンと伸びますよ。
さあ、息子さんと一緒にプログラミングの世界へ飛び込みましょう!
がっぽり寿司ってどんなゲーム?
- メダルゲームが元で、ルーレットを回してボールがどの寿司ネタに入るか当てるシンプルなゲーム。
- シンプルなルールで、Scratchのプログラミング教材として大人気。改造して楽しむ作品も多数共有されています。
そんな不安が残るご家庭は、プログラミング教室に通い、プロの講師に教えてもらうという方法もあります。
教室の金額を見てみたい方や、子供がプログラミングを習うことに意味があるか知りたい方は以下の記事を読んでみてくださいね!
目次
【まずは体験!】小5が夢中になる「がっぽり寿司」Scratch傑作選
息子さんが「がっぽり寿司を作りたい!」と言い出すくらいですから、まずは「どんな仕組みで動いているのか」を体験してみるのが、プログラミング学習の第一歩です!
Scratchでは、全国のプログラマー(小中学生も多数!)が作ったがっぽり寿司の作品がたくさん公開されています。
「中を見る」でコードを覗く前に、まずは遊んでみて「このルーレットの動き、どうやって作ってるんだろう?」という疑問を持ってみましょう。
これが、息子さんのプログラミング思考を伸ばす最高のきっかけになりますよ!
ここでは、特に人気でリミックス(改造)のベースにもしやすい傑作作品をご紹介します。この記事内で、緑の旗ボタンを押せばすぐに遊べますよ!
1.ギョ〜転!ガッポリすしver2.2#がっぽり寿司 (MATSUYA08様作)
Scratchで「がっぽり寿司」といえばコレ!というほど有名な作品です。
多くの人がこの作品をリミックス(改造)して、新しい裏ワザや演出を追加しています。
後ほど解説する「リミックスからの改造」の練習台にも最適です。
2.漁 がっぽり寿司!#ガッポリ (yuuuuatuuu様作)
がっぽり寿司のメインイベントの一つ、「漁チャレンジ」部分だけを抜き出してゲームにした作品です。
特定の処理だけに集中しているため、コードの構造がシンプルで理解しやすい(セーブロード以外..)のが特徴。
3.ギョ~転! ガッポリすし / Getting a lot of sushi (Futureland様作)
通常のルーレットはもちろん、大量チャレンジやスタンプ機能まで、ゲームセンターの要素を高いレベルで再現しています。
息子さんと「このスタンプ機能って、プログラムではどうやって実現してるんだろう?」と一緒に考えてみるのも面白いですよ。
親子で確認したい「ルール」と「プログラミングのヒント」
「遊んでみたけど、ルールがよく分からないな…」という場合は、次の章「がっぽり寿司の基本ルールを解説」で詳しく解説します。
作品を「中を見る」で覗いてみると、多くの作品で「ルール」や「遊び方」がコードではなく説明文で書かれています。(下図の赤枠部分)
遊んだ後に「どこにどんなプログラムが隠されているのか」を意識できると、ただの遊びが学びに変わります。
「がっぽり寿司」の基本ルールを解説(プログラミングのヒント)
「がっぽり寿司」は、ゲームセンター発祥のメダルゲームです。
「ルーレットを回し、ボールがどの寿司ネタに入るか当てる」というシンプルなルールです。
この「ルーレットの仕組み」こそ、プログラミング学習の宝庫なんです!
息子さんが「がっぽり寿司」を作るには、このゲームの流れを論理的に分解して考える必要があります。
ママも一緒に、ゲームを3つのステップに分けて考えてみましょう!
- ステップ1:コインを入れる(BET)
- ステップ2:寿司ネタを選ぶ
- ステップ3:ルーレットを回す
① BETと「変数」:コイン投入(BET)の仕組み
ゲームが始まるとき、まず必要なのはコインの管理ですよね。
ゲームセンターではコインを投入しますが、Scratchでこれを再現するときに主役になるのが「変数(へんすう)」というプログラミングの機能です。
| がっぽり寿司での動作 | Scratchで必要な機能 | 解説 |
| コインの現在枚数 | 現在枚数を数える「変数」 | 「今の手持ちコインが100枚だよ」と記憶させる箱 |
| 賭けたコインの枚数(BET) | 賭けた枚数を数える「変数」 | 「マグロに今5枚賭けているよ」と記憶させる箱 |
| スタンプの数 | スタンプ数の「変数」 | 「今スタンプが3個貯まっているよ」と記憶させる箱 |
このように、コインが増えたり減ったり、スタンプの数が増えたりするたびに、この「箱(変数)」の中の数字をプログラミングで書き換える必要があります。
ゲームでは、たくさんのコインをBETするほど、当たったときの払い出し(リターン)が多くなります。
息子さんがコインの動きを考えているとき、こんな風に声をかけてみましょう。
「今、BETするコインの枚数が決まったけど、その枚数を覚えておくための箱(変数)はどこにあるか分かる?」
「マグロに5枚賭けたとき、その『5』という数字をどこに置いておくと、ゲームが終わるまで忘れないかな?」
② 抽選の「乱数」と「リスト」:寿司ネタの決定と管理
ゲームの面白さは、「どのネタにボールが落ちるか分からない」というドキドキ感ですよね。
この「偶然性」と、数多くの「寿司ネタ」を扱うために、Scratchでは「乱数(らんすう)」と「リスト」という機能を使います。
がっぽり寿司では、「マグロ」「サーモン」「エビ」といった全ての寿司ネタをこのリストに入れて管理します。
- 丸皿(二貫盛)
- 三貫盛 (ゲタ盛)
- 五貫盛(舩盛)
息子さんが「新しいネタを追加したい!」と言い出したら、このリストにネタを追加するというプログラミング作業が必要になります。
ボールがルーレットに入るとき、
- まずリストの中から「乱数(ランダムな番号)」で、当たりの寿司ネタが一つ決まります。
- その結果に応じて、賭けが当たったかどうかが判断される、という仕組みです。
- 「寿司ネタはコンピュータはどうやって覚えてるのかな?」→「ネタを覚えておくリストという場所があるんだね!」
- 「ルーレットにボールが入るときは、乱数っていう偶然の数字を選んだんだね」
③ ルーレットの「繰り返し」:ボールが止まる仕組み
さあ、いよいよゲームの一番の見せ場、ルーレットを回すステップです。
寿司ネタを選んで「スタート!」ボタンを押すと、5個のボールが飛び出し、ルーレットの中を回り始めますよね。
ルーレットが回り続ける動作や、ボールが5個出てくる動作には、この「繰り返し」のプログラムが使われています。
- ルーレットの回転:「ずっと回す」という無限ループのコードで表現されます。
- ボールの抽選:ボールが1個目、2個目…と5回、抽選の処理(乱数で当たりを決める処理)を繰り返すことで表現されます。
5個のボールが全て出終わると、「ビンゴしたかどうか」の判定に入ります。ここで重要なのが「条件分岐」です。
- ビンゴの判定:「もし(If)、賭けた1皿のネタが全て寿司になっていたら」という「条件分岐」のプログラムが実行されます。
- この条件が成立すれば、「コインを増やす」という次の動作に進みます。
- 成立しなければ、「コインは増えない」という処理になります。
- ルーレットが止まって、結果が出たときに「ビンゴかどうか」を判断するのはどのプログラムでしょう?
- 「ビンゴかどうか」を判断したあとは、何がプログラミングされてるかな?
【挫折しない!】がっぽり寿司を「リミックス」で改造・作成する手順
「がっぽり寿司を作りたい!」と息子さんに言われて、「コードをゼロから全部書くの…?私には無理!」と感じていませんか?
ご心配いりません。
最初に紹介したような完成度の高いゲームをゼロから作る(スクラッチでは「中を見る」でコードを見ると分かりますが、大量のブロックが使われています)のは、プログラミング経験者でも大変です。
ここで活用したいのが、Scratchの素晴らしい機能「リミックス」です!
すでに完成している作品を「土台」として使わせてもらい、背景を変えたり、新しい裏ワザを加えたりするだけで、息子さんの「作りたい!」を叶えられます。
この方法なら、挫折することなくすぐに楽しくプログラミングが始められますよ。
他人の作品を使わせてもらって、一部を変更することができる機能です。元の作者にはしっかりクレジット(お礼)が残ります。
手順1:まずは「リミックス」でコードを借りよう
「リミックス」は、最も効率的な学習方法です。
プログラミングの基礎知識がなくても、この手順を踏むだけで、すぐに「改造」というクリエイティブな作業に入れるからです。
まずは、コードを借りて改造するための3ステップを見ていきましょう!
リミックス前の確認事項:サインインは済んでいますか?
リミックス機能を使うには、Scratchにサインイン(ログイン)している必要があります。
もしアカウントがない場合は、先に作成を済ませておきましょう。
ステップ1:リミックスしたい作品を選び「リミックス」をクリック
最初に遊んでみた「がっぽり寿司 傑作選」の中から、土台にしたい作品を選びましょう。
作品ページを開くと、画面上部に「リミックス」ボタンがあります。
ここをクリックすれば、すぐにその作品のコードとスプライト(キャラクター)が、息子さんのアカウントの中にコピーされます!
ステップ2:作品を作る画面に移動し、変更したいコードを探す
「リミックス」をクリックすると、普段Scratchで作品を作る際に使う、お馴染みの編集画面に移動します。
あとは、息子さんが「変えたい!」と思った部分のスプライト(ボール、ネタなど)を選び、「中を見る」でコードを変更するだけです。
ステップ3:親の出番!「クレジット」を書いて共有しよう
作品を改造し終わったら、いよいよ公開です。
ここで、親御さんの出番です!
リミックスは自由ですが、誰かの作品を使わせてもらった証(クレジット)を残すのは、Scratchでの大切なマナーです。
これは、共同制作や著作権といった、IT時代の社会性を学ぶ良い機会にもなります。
「共有する」をクリックする前に、必ず「メモとクレジット」の欄に、「〜さんの作品をリミックスさせて頂きました!」などの一言を加えてから公開するようにしましょう。
手順2:改造が「学び」につながる3つの理由
「ゼロから作らないと意味がないのでは?」という心配は不要です!
リミックス機能を使って背景を変えたり、キャラを追加したりするだけでも、息子さんのプログラミング学習は飛躍的に進みます。
リミックスでの「改造」が、ただの遊びで終わらず「学び」につながる理由は、以下の3つのステップを踏む必要があるからです。
| 学習につながる理由 | 具体的な思考プロセス(親のサポートポイント) |
| 理由1:コードリーディング力 | 「大量のブロックから意図を読み解く力」が身につきます。 「このスプライトのコードは、ゲームのどこを動かしているんだろう?」と、まずは全体像を想像する習慣がつくからです。 |
| 理由2:問題解決能力 | 「変えたい部分のブロックを見つける力」が養われます。 これは、「この動きを変えたいけど、どこを直せばいい?」という課題解決のプロセスそのものです。 |
| 理由3:実践的な応用力 | 「既存のコードを活かして、自分の変えたいように積み重ねる力」が身につきます。 これは、実際にプログラミングの仕事で「既存のシステムを改修する」ときにも最も必要とされる、実践的なスキルです。 |
「ゼロから作ろう」と意気込んで挫折するより、リミックスで「上手な人のコード」を触りながら学ぶ方が、よっぽど効率的で将来に役立ちます。
どんどんリミックスさせて、成功体験を積ませてあげましょう!
【応用編】遊びを学びに変える!がっぽり寿司「裏ワザ」の作り方
息子さんが「裏ワザを作りたい!」と言い出したとき、最高のプログラミング学習のチャンスが訪れます!
メダルゲームのがっぽり寿司には残念ながら、公式な「裏ワザ」は存在しません。
「Scratchでなら、自分の好きなように裏ワザをプログラムできる」ということです!
これは、「誰かが作ったコードを遊ぶ側」から「ゲームのルールを自分で決める側」へステップアップする、最もクリエイティブで楽しい瞬間です。
Scratchはブロックを組み合わせてゲームの動きを作るため、
- 隠しイベント(特定の操作でコインが倍になる)
- 隠し演出(秘密のキーで画面の色が変わる)
- ルーレットの特定の場所にボールが入りやすくする改造
といった、オリジナルの裏ワザを自由に設計できます。
本章では、この裏ワザ作りを通して、プログラミングの要となる「条件分岐」「コスチューム・音」を学ぶ具体的な方法を見ていきましょう。
① 隠しイベントの作り方:「もし〜なら」の条件分岐
息子さんが作る「裏ワザ」で最も大切になるのが、プログラミングの基本である「条件分岐」です。
隠しイベントとは、「プレイヤーが特定の行動(条件)を満たしたときだけ、特別な処理(結果)を実行する」プログラムのこと。
「もし〜なら、この処理をする」という条件と処理を指定する機能です。
例えば、
- 「もし、キーボードの『1』が押されたなら、コインの変数に2倍の数を足す」
- 「もし、ねこスプライトに触れたなら、特別な隠し演出を流す」
といった仕組みです。
息子さんが「裏ワザ」を考えるとき、
「どんな条件(トリガー)にしようかな?」
「その結果、何が起こるという処理にしようかな?」
と、論理的に考える力が自然と養われますよ。
② 隠し演出の追加:見た目の変更(コスチューム・音)
「隠し演出」は、プレイヤーを「あっ!」と驚かせる楽しさが詰まった裏ワザです。
これは、プログラムの「見た目」や「音」に関するブロックを使う基本的な学習になります。
隠し演出は、「プレイヤーが特定の行動(条件)を満たしたときにだけ、派手な演出(結果)を実行する」という仕組みです。
息子さんが「すごい!」「楽しい!」と思える演出を考えてみましょう。
スプライトの見た目や背景、流れる音楽を変更する機能です。
例えば、
- 「もし、キーボードの『S』が押されたなら、画面の背景をお祭り仕様に変更する」
- 「もし、寿司ネタにボールが5回連続で入ったなら、特別なお祝いの音を鳴らす」
といった演出が可能です。
このような裏ワザを作ることで、「自分のアイデアでゲームを面白くできる」という達成感が得られます。
これは、論理的思考力だけでなく創造性を伸ばす最高の練習ですよ。
まとめ:がっぽり寿司の制作から「次の学び」へ進むには?
今回、「がっぽり寿司」の制作・改造を通して、変数や条件分岐といったプログラミング思考を学ぶ道のりを解説しました。遊びを学びに変えるという目標は達成です。
息子さんがこの楽しさを続けられるよう、次のステップを用意しましょう。
「もっと深くScratchの基礎を固めたい」のか、「プロの指導で体系的に学びたい」のか、どちらも無料で次の情報を手に入れられます。
息子さんがこの楽しさを続けられるよう、次のステップを用意しましょう。
※本記事は、画像をAIを用いて作成していることがあります













