データサイエンティストはこれから無くなる…?

データサイエンティストが将来無くなるって本当?いらない・つらいなどと言われてますよね。ひよっこDS データサイエンティストについて

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どーも、りけーこっとんです!今回は将来、データサイエンティストという職種が無くなってしまうのか、ということについて書かせて頂きます。

様々な記事や情報を参考にさせて頂いたのですが、結論を言うと「カッコイイ・年収高そう!」だけで就くことを決めてしまうと痛い目を見る未来が待っているかも知れない…ということです。(まあ、自分はこの理由でなったに等しいのですが…)

自分が就く職業の明るい未来だけでは無く、暗い未来予想も知ることで、正しく将来への対応策が打てるのかなと思います!

自分もデータサイエンティストを目指すからには、生き残っていけるデータサイエンティストになりたいものです。それでは、なぜこの結論に至ったか見ていきましょ~

データサイエンティストは今どれくらい求められている?

まず現在、どれくらいのデータサイエンティストが求められているのでしょうか?以下の資料を参考にIT人材の需要を考えていきたいと思います。

・みずほ情報総研株式会社「IT人材需給に関する調査」https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

IT人材の市場規模としては2018年時点で22万人の需要があったようです。そこから2030年に多ければ78.7万人の人材不足が見込まれているようです。(この資料でも、生産性がめっちゃ良くなって需要がそんなに伸びなければ、7.2万人のIT人材が供給過多になるというデータも出ています。)

中程度のシナリオで見ても約45万人が不足するということで、色々なところでも「IT人材が不足するらしい!」と言われるのはこのためでしょう。

このようにIT人材が求められていることは間違いなさそうです。高確率で78.7万人から-7.2万人(供給が上回った場合)に収まると思います。IT人材が需要がありそうなのは、もう知っている方も多いと思います。

では、データサイエンティストはどうなっているでしょうか。以下の資料を参考に見ていきたいと思います。

・独立行政法人情報処理推進機構「IT人材白書 2020」https://www.ipa.go.jp/files/000085255.pdf

この資料ではDX(デジタルトランスフォーメーション)に対して各企業が、人材の不足を感じているかどうかを取ったアンケート結果です。データサイエンティストは77.8%の企業が不足していると解答しているようです。

自分が就活をしていても、DXを推進していることを説明会などで押している企業さんが多かった印象です。そのため今回のアンケートに含まれていない企業さんを考えると、結構な数の企業さんが不足していると考えているのかもしれません。

他にも、重要度という意味では社内に「いないが非常に重要」と回答した人が48.7%という結果もあります。

データサイエンティストは、「社内にいるわけではないけど、重要な人材である」と考えられているのかもしれません。

これらを見ていくと「需要ありそうじゃん!」となるかも知れません。現に様々なメディアや企業でも、IT人材に関しての情報が飛び交っています。(このブログもそうですねw)でも一方で、こんな意見も飛び交っています。

データサイエンティストは無くなる?

データサイエンティストが無くなると言われている理由は主に以下の三つがあるようです。

  • 過剰なブームの終わり
  • 人材の過剰供給
  • 人材のメイン技術としては弱い

一つずつ見ていきましょう!

過剰なブームの終わり

現在(2021年5月)、データサイエンティストやAIという言葉を良く耳にするようになったと思います。一般的な就活生である自分の耳にも届くほどですから、相当なブームとなっているでしょう。

以下の大学にも「データサイエンス学部」なるものが設立されるなど、教育機関に影響を及ぼす程、日本中でブームになっていることが分かります。

  • 滋賀大学
  • 横浜市立大学
  • 武蔵野大学
  • 立教大学
  • 東京工科大学

さらに東大生の人気職種にもランクインしていることから、まさにブームの絶頂期と言えるかも知れません。

しかし、実証実験や導入の取り組みは様々な企業で成され、成功・失敗事例などのスキルやノウハウが整理されてきています。実際に現場で働いているデータサイエンティストの方の記事を拝見しても、「ブームが飽和してきつつあるように感じる」そうです。

ブームが過ぎ去ってしまえば、需要が増えない、もしくは減ります。高給取りになれるのは、それだけ市場から求められている(需要がある)からです。

需要が飽和した中で、現在期待されている「高給でスマートな仕事」とはほど遠くなってしまうでしょう。

人材の過剰供給

上記の「過剰なブームの終わり」に通ずるものがありますが、人材が供給されすぎることもあり得ます。人材の需要に対して、過剰な供給が成されればやはり「高給でスマートな仕事」とはほど遠くなってしまいます。

さらに教育機関が設立される、成功・失敗事例のノウハウが蓄積されるなど、データサイエンティスト育成は充実してきています。

するとこれから、より知識を蓄積した若者が増え、データサイエンティストのレベルはどんどん上がっていくでしょう。

教育の充実から、このレベルの上がる速度は、早くなるばかりだと思います。スキルの低いデータサイエンティストはどうなっていくでしょうか?

一般的な企業は、人材に対して「若い方が新しい事への吸収率が高いため、より採用したい」と考えるようです。

つまり自らのスキルを磨くことを怠った人は、ただ年齢を重ねることになってしまい、「古い技術を持った、吸収力の無い人」となってしまいます。

勤めている企業に一生勤め続けられれば、職を失うことは無いでしょう。スキルを磨くことも考えなくていいと思います。

しかし終身雇用崩壊と謳われる現代で、本当にそれができるのでしょうか?よりリスクを低くしたいのであれば、実際に転職をしないにしろ、スキルを上げておくに越したことはないと思います。

このように考えていくと、スキルの低いデータサイエンティストは淘汰されていくという答えになるのが必然ですよね。

人材のメイン技術としては弱い

実際のビジネスの現場ではデータサイエンティストは、課題に対してどうデータやAIを活用するかを見定める、実装するかを考えることが期待されるようです。

そして課題解決の手段のメインとなるのは、アプリ・システム開発です。その一部や付加価値として、データやAIをどう活用していくかを考えることが大事なのです。

つまり、実際の業務の導入となると欲しい人材は「システム開発ができて、データやAIの知識もあるとうれしい」くらいの人材になります。(最新のアルゴリズムの研究開発、論文発表を軸にしたい方は、話が変わってくると思います。)

データやAIの知識は、メインで業務を行う人が予備知識として必要最低限知っている方が良い、という考え方もあるのです。

データやAI以外のスキル、ノウハウが備わっていないと、他のエンジニアやアナリスト、コンサルタントに取って代わられてしまうでしょう。

就活生へ

この記事を読んで、何も考えずに「格好良さそうだから、年収が高そうだから」という理由だけでデータサイエンティストになろうとしている方は踏み止まって頂けたでしょうか?

今回この記事で就活生の皆さんに伝えたいことは、データサイエンティストは甘くないということです。(自戒の意味も込めて…)

もしかしたらこんなことは、社会にあるどの職種にも共通することなのかもしれませんね。

初心者からでも、今のデータサイエンティストブームがある限り、新卒からなることは比較的簡単だと思います。しかし、そこから生き残っていけるかどうかは、本人の努力次第といったところでしょうか。

もちろん職業選択の自由があるので、どんな会社にどんな職種に就くかはあなた次第です。最終的な決定もあなた自身で決めることが重要だと思います。

世の中には、大量の情報が溢れています。就活の情報なんて検索すればいくらでもヒットする時代です。

この大量の情報に流されていると、全然納得のいく就活ができなかった、入社後の悪いギャップで退職してしまう、という事態になりかねません。

どの情報が信頼できる情報なのか、どんな人の発信している情報が信頼できるのかを考えながら、就職情報を集めてみてください。

もしその情報の中に、今回の記事の内容が参考になっていれば至上の喜びです!

まとめ

今回は、データサイエンティストはこれから無くなってしまうのかという内容で書かせて頂きました!

無くなるといわれる理由には以下があるようです。

  • 過剰なブームの終わり
  • 人材の過剰供給
  • 人材のメイン技術としては弱い

この理由を聞いてみると、「確かにそういう未来もあるな…」と思う部分もあったと思います。

今回の記事を読めば、「格好良さそうだから、年収が高そうだから」という理由だけで就職しようという考えは危険ということが、伝わったでしょうか。

この記事で言いたかったことは、「データサイエンティストに就けたことに満足するんじゃ無くて、その先も考えて生き残れる未来にしていこう!」ということです。

新卒において経験の有無は関係なく、就職後も努力を重ねることが、データサイエンティストとして生き残っていく方法かなと思います。

もしかしたらどんな職種でも、この結論は言えることなのかもしれませんね。

ではまた~

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