データサイエンティストのスキルと資格~統計検定・オラクルマスターなど~

データサイエンティストに必要なスキルは「統計的解釈・ビジネス課題解決」、資格は「統計検定」など!ひよっこDS データサイエンティストについて

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どーも、りけーこっとんです!今回は前回(①)の続きとなるデータサイエンティストのスキルと資格②です!前回触れなかった後半3つについて書ければと思います。

前回の復習

まずは①で書かせてもらった内容の振り返りです(①見てないよ!って方でも今回の記事だけで後半部分の情報に関してはまとめてあります。①も見たいという方は是非こちらから)

前回、データサイエンティストが行う仕事内容としては以下のモノがあるよと書かせて頂きました。

  1. 顧客へのヒアリング、データ収集
  2. R、Python等のプログラミングによる集計・分析
  3. データの整理・レポート作成
  4. 統計データの正確な理解
  5. ビジネスの利益に影響するデータ・傾向の特定

今回はこのうちの「3.データの整理・レポート作成」「4.統計データの正確な理解」「5.ビジネスの利益に影響するデータ・傾向の特定」についてより深く見ていこうと思います。

早速「3.データの整理・レポート作成」から見ていきましょう!

3.データの整理・レポート作成

集計・分析が終わった後は、その結果をまとめて整理・レポート作成します。

せっかく分析できたとしても、それをお客さんに伝えられなければ意味がありません。分析した内容をお客さんが理解して初めて、問題解決に動き出せます。それには確かなデータと、それを分かりやすく説明して、お客さんに理解して貰うことが大事です。

ここで求められるスキルは、プレゼンテーション能力です。またデータを理解する事も重要なのですが、その詳しい話は4でします。

相手に自分の考えを分かりやすく伝えるということは、この業務において非常に重要なことです。

プレゼンテーション能力には、何か特別な資格はいらないと思います。ただ最初から上手にできるかというとそんなこともありません。日々、他人に何かを説明するときに意識する、プレゼンテーションの機会を作って練習することが大事だと思います。

いきなりプレゼンの機会なんて無いよ!という方は、身近な人に物事を説明するときに、ほんの少し意識してみるのが手っ取り早いと思います。

4.統計データの正確な理解

さて「3.データの整理・レポート作成」で相手に伝わるような伝え方をしないと意味が無いといいましたが、そもそも得られた結果の理解を自分たちが間違えていたら余計に意味がありません。自分たちが正しくデータを理解した上で、正しい理解をお客さんに伝えることが大事になってきます。

ここで重要になるのは、統計に関する知識です。

この知識を身につけることで、得られた大量の情報に関するより良い結論が出せる確率は高くなるでしょう。(もちろんこれは統計に関する知識であって、良い結論が出せるとイコールでは無いです)

ここで、有用と思われる資格は以下の通りです。

  • 統計検定
  • 統計士・データ解析士
  • データベーススペシャリスト試験
  • オラクルマスター

統計検定

統計検定は統計に関する知識や活用力を評価する試験です。4級~1級まで分かれており、データ・表・グラフ・確率に関する基礎的な知識から、実社会の様々な分野でのデータ解析ができる統計専門力まで問われるようです。

公式HP https://www.toukei-kentei.jp/

統計士・データ解析士

統計士・データ解析士は、一般財団法人実務教育研究所の通信講座を修了することで取得できます。

「統計士」の取得には8ヶ月間の「現代統計実務講座」を受講するようです。これは統計レベル初心者向けのものになっているようです。「データ解析士」の取得には4ヶ月の「多変量解析実務講座」を受講する必要があるようです。これは統計の基礎知識がある方が対象になっているようです。

カリキュラムに沿って受講し、最後の試験に合格できれば取得できるらしいので、統計初心者が学校や塾の形式で教えて貰うという意味では良い資格なのでは無いでしょうか。

公式HP https://www.jitsumu.or.jp/courselist/statistics/tokei

データベーススペシャリスト試験

「データベーススペシャリスト試験」は対象者が「高度IT人材として確立した専門技術を持ち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システムの基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割をはたすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行うもの」と書いてあります。

正直自分も書いてて、途中から分からなくなってきました。この文章を読む限り、要は初心者向けの試験では無さそうということです。IT人材といて確立した専門・固有技術を持っているということは、ある程度の実務経験がある方でしょう。

受験資格はないものの、そういった方が、信頼性やレベルの高い知識を体系的に学びたいといった場合におすすめできそうです。

公式HP https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html

オラクルマスター

オラクルマスターはデータベース技術者にとって必要な技術を体系的に学べるようです。データサイエンティストにとってデータベースの知識は基礎の知識と言われています。試験は4つあり、Bronze DBA 、Silver DBA 、Gold DBA 、Silver SQLとあるようです。

公式HP https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

5.ビジネスの利益に影響するデータ・傾向の特定

データサイエンティストはデータをただ統計的に正確に把握し、理解するだけでは足りません。そのデータからビジネスへ繋げていかなければなりません。つまり、分析で分かったデータを自社の事業戦略にどう活用できるかを考えられなければなりません。

ここで重要なスキルは、ビジネス力・問題解決能力です。

自分の解析したデータを自社の戦略にどう活かしていくか、考えられるかがこの業務では重要な点です。

ここで有用な資格は、ビジネス力を向上させる足がかりとして簿記があると思います。おそらく資格の中で一番の有名度があり、現代のビジネスの基礎とも言えます。簿記を学ぶことで基本のビジネスのやり方と、財務諸表が読めるようになります。これは、データサイエンティストに限らず全ての職業に通ずるものでは無いでしょうか。

就活生へ

さて長々と必要なスキルやら資格やらを偉そうに語ってきましたが、新卒生に資格が必須かと言われるとそんなことはありません。資格が重要視されるのは転職者のようです。(もちろんそれだけでは無いですが…)ニュースでは、新卒に年収1000万円という企業もありますが、企業側も新卒生に即戦力を求めているわけではありません。

新卒生にとって最も大事なことは、その企業でできることと自分の目標が合致しているかということだと思います。

もちろん資格があることに越したことは無いですが、それによって自己分析や企業分析が疎かになってしまっては意味がありません。今回の情報は、内定先が決まって実際に働くとなってからでも遅くはないと思います。(自分は今から勉強し始めますw)

資格勉強に時間を使うよりは企業研究や自己分析に時間を使う方が、よっぽど良い就活経験になると思います。

今は5月で就活が終わっている人と、そうでない人が一番混在し合う時期だと思います。あなたがまだ決まっておらず不安だとしても、世の中の他の就活生はあなたが知らないだけで、まだまだ決まっていない方がたくさんいらっしゃいます。

なので焦らず自分のペースで、行きたいと思える企業を探すのがいいと思います!一緒に頑張っていきましょう!

まとめ

今回の内容をまとめると以下のようになります。

データの整理・レポート作成統計データの正確な理解利益に影響するデータ・傾向の特定
必要なスキルプレゼンテーション能力統計に関する知識問題解決能力
ビジネス力
資格統計検定簿記
統計士・データ解析士
データスペシャリスト試験
オラクルマスター

今回の記事は前編後編に分かれていて、非常に読みずらかったと思います。(今後頑張っていきます!)

今回は資格とスキルを紹介しましたが、資格があればそれで良いというわけでは無く、その資格の知識を実践でどう活かすかによります。あくまで知識の基礎として知って貰い、初心者の方がどこから始めたら良いか分からない場合の手助けになれば幸いです。

自分も簿記から初めて、簿記が終われば統計の基礎知識の勉強に入りたいと思います!自分もこれから精進していきます。皆さんと一緒に頑張れると嬉しいです!

ではまた~

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