就活・転職に使える簿記①~簿記とは?(意義と目的)~

就活・転職に使える簿記資格。簿記とはについて分かりやすく解説。ひよっこDS お勉強

※本記事はアフィリエイト広告を含んでいます

どーも、りけーこっとんです。

突然ですが皆さん、簿記という資格はご存じでしょうか?

「聞いたことはあるけど、何ができるようになる資格なのかはいまいち…」

という方が多いのではないかと思います。

就活生の中にも「簿記って取っといた方が良いんでしょ?」という方も居れば、「聞いたことしかない」という方も居ますよね。

正直、簿記は「資格はあってもなくても良いけど、知識として3級レベルくらいは知っておきたい」という感じです。

就活生の方は、企業選びをする際に「この会社はお金の問題はないのかな?」といった事が分かります。(←ここがりけーこっとんは不安でした)

ビジネスマンの方は自分の企業の状態や、普段の会話や会議の中で出てくることもあるのではないでしょうか。

こんな感じで「知識として知っておくと便利」ということがビジネスの場面で結構あるようです。

そこで今回の記事は、簿記二級を取得したばかり(2021年6月取得)のりけーこっとんが、自身の学んだことの復習も兼ねて解説!

まずは本記事の結論から。

・簿記とは企業の財政状態経営成績を知るためのものである

・簿記とは「貸借対照表」と「損益計算書」を作成する手順を体系化したものである

・簿記はデータサイエンティストの基礎教養として役に立つ

これを見ても「…?」となる方が多いのではないでしょうか。(専門用語が多くてすみません…)

ただここに出てくるキーワードは、ビジネスマンとしてはもちろん、就活生としても覚えておいて損はありません。

これから一つ一つ説明していくので、少しずつ覚えていきましょう!

就活、ビジネスの現場で役に立つこと間違いなし!

簿記とは?

簿記とは、企業の日々の取引を記録・整理すること。

そして、

簿記の目的は、企業の財政状態・経営成績を把握することです。

ここで言われる企業とは、皆さんが想像する株式会社や個人・家族経営の会社も全てのこと。

企業は毎日、何らかの取引をしますよね。

商品を作ったり、売ったり、サービスを提供したり…

企業は何らかの取引をしないと、基本的には存在できません。

この毎日の取引をしっかり記録して整理しておけば、後で見直したときに確認・事業の方向性修正・報告がしやすいんです。

これらがしやすいので簿記をつけます。

そして、この経営者が後で見直すものが、財政状態と経営成績。

財政状態とは、その企業のお金の状態がどうなっているか。(貯金とか借金はどうなっているの?)

経営成績とは、その一年間どれだけ儲けたか。(ちゃんと利益出てる)

これらを経営者は知りたがります。

株式会社であれば株主も知りたがります。(自らのお金を出資しているので当然気になります)

きれい事を言ったところで、お金がなければ雇用も事業もできなくなってしまいますよね。

つまり、お金に関することは企業を経営する上で生命線なのです!

なので企業は、株主や国に向けて、財政状態や経営成績を報告しなければなりません。

この時に使用するのが財務諸表(貸借対照表損益計算書)です。

貸借対照表と損益計算書とは?

貸借対照表と損益計算書は、主に外部に「自分たちの企業の財政状態(貯金・借金はどれくらい?)や経営成績(利益出てる?)は、こんな感じですよ」と報告するためのものです。

ではそれぞれどんな役割があるのでしょうか?

貸借対照表は企業の財政状態を外部に報告するためのもの。

損益計算書は企業の経営成績を外部に報告するためのもの。

貸借対照表はbalance sheetの略でB/S(ビーエス)、損益計算書はprofit & loss statementの略でP/L(ピーエル)と言われることが多いです。

例えば下の写真は任天堂さんの貸借対照表です。(HPより引用)

出典:chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/viewer.html?pdfurl=https%3A%2F%2Fwww.nintendo.co.jp%2Fir%2Fpdf%2F2021%2Fsecurity_q2106.pdf&clen=283924

貸借対照表の構成は主に3つ。

それは「資産の部」「負債の部」「純資産の部」です。

資産とは企業がお金を稼ぐために必要なもの。(人、もの、金、権利etc…)

負債とは企業が将来、お金を払わなければいけない義務のこと。(借金、税金etc…)

純資産とは資産から負債を引いた金額のこと。正味財産。(資本金etc…)

これを見ることで、分かる人は任天堂さんの財政状況がどうなっているかが分かるのです。

次の写真は任天堂さんの損益計算書です。(HPより引用)

出典:http://chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/viewer.html?pdfurl=https%3A%2F%2Fwww.nintendo.co.jp%2Fir%2Fpdf%2F2021%2Fsecurity_q2106.pdf&clen=283924

損益計算書には主に、収益費用が掲載されます。

収益とは純資産が増加した原因のこと。つまり稼ぎ。(売上、受取利息、受取手形etc…)

費用とは純資産が減少した原因のこと。つまり稼ぎを得るためのコスト。(売上原価、支払手形etc…)

これを見ることで任天堂さんの売上・費用・利益の内訳が分かり、最終的に資産がどれくらい増加・減少したのかを知ることができます。

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簿記試験について

簿記試験は基本的に、6月・11月・2月の年3回行われます。(1級は年2回)

テスト時間は3級であれば60分で3題の出題。

2級であれば90分で5題の出題。

1級であれば「商業簿記」「会計学」で90分、「工業簿記」「原価計算」で90分の合計180分。

合格ラインは全て70%以上です。(※1級は1科目あたり40%以上という条件も加わる)

ただ最近では、ネット試験が新たにでき、場所も試験日も大幅に増えました。(りけーこっとんもネット試験で取得)

ネット試験に関する詳しい情報はこちら。(商工会議所のHP)

そして簿記試験勉強を始めるならば欠かせないのが電卓ですよね。

「普通の電卓じゃだめなの?」と思う方もいると思います。

しかし場合によっては使えない、簿記においては不便、ということがありますので確認や新規購入をオススメします。

電卓購入の目安としては以下のようなものです。

・12桁表示もの

・メモリー機能付(“M+””M-“”MC”ボタンがあるもの)

・√キー付

他にも持ち込み可能な電卓の用件はいくつかありますので、詳しく知りたい方はこちらでチェック。

さらに詳しく知りたい方は商工会議所のHPをご覧ください。

データサイエンティストと簿記

なぜこれからデータサイエンティストになろう、というりけーこっとんが簿記を取得して、このような記事を書いているのか?

「関係なくない?」「汎用性が高い資格だから?」と思う方もいるかも知れません。

もちろん汎用性が高いという理由はありますw

しかし、りけーこっとん的にはデータサイエンティストにこそ簿記の知識は必要と考えています。

なぜならデータサイエンティストは「様々なビジネスの意思決定・サポートを行う人」だからです。

より詳しいデータサイエンティストの説明は、他の記事で説明しているので是非一読を。

・データサイエンティストの働き方

・データサイエンティストと似ている職種の違い

このようにビジネスの意思決定を行う立場がデータサイエンティスト。

ということは意思決定の前段階である情報収集や理解、分析ができなければなりません。

この情報の理解を助けてくれるのが簿記だと思います。

簿記というのは意義や目的でもあるように、企業の財政状態や経営成績を可視化したもの。

つまりビジネスを行う上でのカギとなる「お金の情報」を入手し理解するには、簿記の知識が必要なのです。

そのためビジネスマンは持っておいた方が良い資格ですし、データサイエンティストにとってはむしろ必須の知識と言えるのではないでしょうか。

必須の知識の上に、汎用性が高いということもあるので「これは学生の時間のあるときに取らねば!」と思って今日に至ります。

データサイエンティストにとって簿記は必須の知識!

まとめ

今回の内容をまとめるとこんな感じ。

簿記とは何かのまとめ。就活・転職に使えるのはもちろん、データサイエンティストにとっても重要な資格の一つと言える。

簿記はデータサイエンティストだけでなく、ビジネスマン全員にとって価値ある資格と言われているようです。

そして最近ブームになっているFIRE、投資などお金に関することにも簿記は使用可能。

つまりビジネスマンだけでなく、一般の方にも役に立つ知識なのです。

りけーこっとん自身、データサイエンティストになろうと頑張っていると同時に、FIRE・サイドFIRE目指して奮闘中。

そもそも経済的自立すら達成していない状態ではありますが、今から徐々に積み重ねていきたいですね。

就活生にとっても、企業の安全度(お金関連)、面接時のアピールなどにも使用できます。

持っていて困ることはないでしょう。

これからデータサイエンティストになる方、FIREを目指している方は共に頑張りましょう!

就活生の応援も引き続き頑張って参ります!

それではまた~

簿記の続きを見たい方は以下のページからどうぞ!

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