ビジネスの現場で「データドリブン」や「DX」という言葉がバズワード化して久しい昨今。
皆さんは、手元にあるデータをただの「綺麗なグラフ」にして満足していませんか?

現場の意思決定スピードを上げ、本質的な価値を出すためには、データの解像度を極限まで高める必要があります。

こんにちは、りけーこっとんです!
普段は本ブログで、子ども向けのプログラミング教育や、AI・データサイエンス領域の情報を発信しています。

りけーこっとんは現在、Tableau界隈で熱狂的な支持を集める認定制度「DATA Saber(データセイバー)」の試練に絶賛挑戦中です。

結論から言います。
この資格は、ただBIツールを使えるようになるための生ぬるいものではありません。

「データに溺れかけている世界を救う」という理念のもと、データドリブン文化を組織に根付かせる”伝道師”になるための、極めてハードなブートキャンプです。

まだ合格の称号は得ておらず、まさに今、90日間のタイムリミットと戦いながら血肉を削って課題に向き合っている最中です。

この記事では、毎日の育児や家事に追われながらも、「仕事もキャリアも絶対に諦めたくない!」「自身の市場価値を上げたい!」と燃えている30代のパパ・ママビジネスマンに向けて、DATA Saberの全貌、必要な準備、そして現在進行形で直面しているリアルな体験記を余すところなくお伝えします。

もちろん、これからData Saberを取得したい!というビジネスマン全員に役立つ内容になっています。

子どもに誇れるカッコいい背中を見せつつ、本気で成長したい方は、ぜひこの熱量を受け取ってください!

「Tableau DATA Saber」とは?ただの資格じゃない、”試練”だ

Tableauの資格といえば、ベンダーが提供する「Desktop Specialist」などを思い浮かべる方が多いですよね。

しかし、DATA Saberは公式認定資格ではなく、Tableauのコアなユーザーコミュニティが有志で立ち上げ、運営している独自の認定プログラムです。

実務の最前線では、このDATA Saberの称号は公式資格と同等、あるいはそれ以上のステータスとして評価されます。

なぜなら、単なるツールの操作スキルではなく、「現場を変革するリーダーシップ」が絶対的に求められるからです。

理念:「データのその先」を見通し、人々を導く

公式サイトにはこう記されています。

データを通して世界を理解し、それを人に正しく伝える努力を怠らず、人の心を動かし、行動を促す。これがDATA Saberである。

「高度なLOD計算が書ける」「見栄えの良いダッシュボードが作れる」といった技術だけの自己満足では決して合格できません

自ら積極的に困っている人に寄り添い、データを武器にして組織の文化そのものをアップデートする「導く力」が問われるのが、他のIT資格と決定的に異なる点です。

比較項目 一般的なベンダー資格(例) DATA Saberプログラム
目的 製品の機能理解、知識の証明 データドリブン文化の牽引、課題解決
試験形式 会場またはオンラインでの単発試験 90日間にわたる継続的な課題突破と活動
評価対象 個人の技術力のみ 技術力 + 組織・社外への発信力(導く力)
マインド 製品に習熟したい
知識を証明したい
データドリブン文化を根付かせたい
他者に貢献したい

受験期間:「90日間」のタイムアタック

申請を出したその日から、タイムリミットはピッタリ90日間

この期間内にすべての「Ordeal:試練」(後述)をクリアしなければ、どれほど進捗していようと容赦なく「不合格」となります。

子どもの急な発熱など予測不能な事態が起きようが、仕事の繁忙期だろうが一切関係ありません。

パパ・ママにとっては、限られたスキマ時間を捻出する高いレベルでのタイムマネジメント能力と、目標に対する圧倒的なコミットが試されます。

りけーこっとんは始める宣言をする前に、できるだけ「Data saber」に関する情報を公式サイトやYouTubeから集めていました。

料金:なんと「完全無料」!必要なのはあなたの覚悟だけ

これだけ充実し、メンターまで付くプログラムでありながら、受講料は一切かかりません

Tableau Desktop Public(無償版)を活用すればツール代もゼロ。
後述する師匠(Master)と呼ばれるメンターも、完全なボランティアで指導してくれます。

だからこそ、「とりあえず無料で受けられるし、やってみよう」という生半可な気持ちで挑むことは、支援してくれるコミュニティに対するリスペクトを欠く行為であり、許されないことですよね。

試練の内容:【技術力】×【導く力】

DATA Saberになるためには、大きく分けて2つの「Ordeal(試練)」を突破する必要があります。

  1. 技術力の試練(10のテスト)
    Tableauの基本概念から、データ結合、表計算、LOD表現といった高度なスキルまでを問われる10個のテストです。
    各テストには十数問の問題がありますが、「1問でも間違えると不合格」「どこを間違えたかは教えてもらえない」「提出は1日1回まで」という厳しい仕様です。
    当てずっぽうは通用せず、完璧な理解と再現性がなければ前に進めません。
    りけーこっとんは1つ当たり、最低4~5時間はかかってましたね。
  2. 導く力の試練(コミュニティ活動で50pt獲得)
    最大の醍醐味であり、難関です。
    ブログでの情報発信、Tableau Publicへのダッシュボード投稿、社内での勉強会開催などを行い、合計50ポイントを獲得します。
    しかも「パブリック(社外)」と「組織内(社内)」の両方でそれぞれ20ポイント以上を稼ぐ必要があり、バランスの取れた啓蒙活動が求められます
    このブログ発信もその一環ですが、現時点でりけーこっとんはポイントが足りていません…

DATA Saber挑戦へ向けた「必要な準備」と戦略

「よし、やってやる!」と決意したあなた。
いきなり飛び込む前に、資格勉強前の準備戦略をお伝えします。

りけーこっとんの経験的に、ここをサボると忙しいパパ・ママの90日間は本当に大変なことになります…

① 師匠(Master)を見つける(最初の関門)

DATA Saberの試練は、一人で勝手に始めることはできません

すでにDATA Saberの称号を持つ先輩を「師匠」として見つけ、弟子入り(Apprentice登録)の承認をもらう必要があります。

師匠が身近にいれば良いですが、そうでない場合はSNSや、Tableauのユーザー会(JTUG)のイベントに積極的に顔を出し、師匠候補にアプローチすることが重要です。

彼らは自分の貴重なプライベートな時間を削ってボランティアで指導してくれます

そのため、「なぜ自分がDATA Saberになりたいのか」「取得後に何をしたいのか」を伝え、師匠になってもらう必要があります。

ここからすでに、ビジネスマンとしての交渉力、巻き込み力、そしてパッションが試されているのです。

② 学習時間の確保とマインドセット(家族の協力がカギ!)

90日間でクリアするには、未経験に近いなら最低でも80時間以上のコミットが必須でしょう。

育児中の私たちにとって、まとまった時間を取るのは至難の業です。

子どもが寝静まった後の深夜や、早朝の静かな時間、あるいは通勤時間もすべてTableauに捧げるくらいの気持ちで臨むことが大切です。

そして何より、パートナーや家族に挑戦への理解と協力を得る「家庭内ネゴシエーション」が不可欠になります。

りけーこっとんは現時点で、コミュニティ活動のポイントは0で、技術力ポイントは残り二つの試験の合否待ちの時点で60時間ほど使っています。

③ 発信媒体の準備

「導く力」の試練でポイントを稼ぐためには、自身のアウトプットの場が不可欠です。

りけーこっとんは、自身が運営する『こどプロワールド!』というメディアをプラットフォームとして活用し、Tableauの知見をまとめた記事を投稿していく戦略を立てました。

ブログを持っていない人は、noteやZenn、Qiitaなどのアカウントを事前に整え、発信のハードルを極限まで下げておくことを強くおすすめします。

④Tableau Publicの準備

DATA Saberの試練に挑む上で、ツールの準備は欠かせません。
ここで、一つ注意点があります。

Tableauには2種類「Tableau Desktop」と「Tableau Public」がある。

DATA Saberの課題(Vizの作成や公開)は、必ず無料の「Tableau Public」を使用しなければならない

なぜか?それは「伝道者として組織に自分の知見をオープンに共有する」というDATA Saberの根幹に関わる理念があるからです。

ローカル環境に保存したり、社内限定で公開したりする機能を持つDesktop版では、この「外の世界を導く力」を体現できません。

Tableau Publicのアカウント作成とアプリのインストールは完全無料です。

お小遣い制や家計のやりくりで頑張っているパパ・ママにとっても、お財布にノーダメージなのは嬉しいポイントですよね!

挑戦を決めたら、まずはこのTableau Public環境をPCにセットアップしておきましょう。

現在挑戦中の私が直面している壁と気づき

ここからは、現在まさに「DATA Saber」の称号を目指して奮闘しているりけーこっとんの、体験記と直面している壁について共有します。

挑戦の背景:現場の「データ文化」を変革するために

私がDATA Saberに挑戦した明確な理由があります。

現在、私はお客様向けにPower QueryやTableauを活用したデータドリブン文化醸成・データ利活用人材育成のプロジェクトに携わっています。

お客様の社内にもデータのプロフェッショナルはいますが、データに縁のない業務部門の方々まで「データを使って意思決定や効率化をしよう」というデータドリブン文化は浸透していません。

業務部門の人々がデータの価値を理解し、自らデータからインサイトを引き出す「文化」を作らなければ、少数のデータを扱う人々が疲弊してしまいますね。

ツールの使い方を教えるだけでなく、データの価値を伝え、熱狂を生み出す「データドリブン文化の伝道師」としての力を身につけたい

そう強く感じたことが、多忙な日々の中でもこの過酷な90日間に身を投じた最大の理由です。

序盤の壁:「技術の試練」の洗礼

無事に素晴らしい師匠と巡り会い、意気揚々とスタートを切ったものの、すぐに「技術の試練」の分厚い壁にぶち当たりました。

特に中盤以降のテストは、操作方法が分からない、そもそも可視化のグラフが違うなど「可視化」の実力不足を痛感する日々。

単なるツールの操作方法ではなく、「そもそもこのグラフは何のためのグラフなのか」「このデータから、経営層に何を読み取らせるべきか」という本質的な問いに常に直面させられます

YouTubeの解説動画もありますが、非常に長く、タフな試験です。

最終試験に向けて自分の技術力を上げつつ、本質的な問いに答えられるような可視化をめざします!

現在:コミュニティ活動への挑戦

現在、私は技術の試練と並行して「導く力」のコミュニティ活動に奔走しています。
この記事執筆もそうですね。

子どもにプログラミングを教える時のように、難しい概念をわかりやすく噛み砕いて伝えるスキルが、ここでも活きてくると信じています。

パブリックは「Tableau PublicへのViz投稿」、組織内は「イベント開催」や「情報共有」に力を入れたいと思います!

最後に:結果は後日!共に「圧倒的成長」を遂げよう

いかがだったでしょうか。Tableau DATA Saberは、決してスマートにこなせる楽な道のりではありません。

ましてや、仕事と家庭を両立するパパ・ママにとっては、睡眠時間を削って挑む文字通りの「死闘」になります。

現在進行形で苦しみ、焦り、それでもデータがもたらす可能性を信じてViz(可視化)に向き合っています。

しかし、この密度の濃い時間を過ごす中で、ツールに振り回される単なる「オペレーター」から、データを武器に組織の意思決定をリードする「伝道師」へと、自分自身のマインドセットが確実に変革しているのを感じています。

AIの進化により、単純な集計やグラフ作成は自動化される時代です。

だからこそ、最終的に人の心を動かし、ビジネスを推進するのは「データをどう解釈し、どうストーリーとして伝えるか」という人間ならではの泥臭い力に他なりません。

私自身の挑戦の結果、そして最後の関門である「師匠との最終試験(口頭試問)」の結末については、90日間のタイムリミットを無事に完走した暁に、またこのブログでご報告したいと思います!

仕事も家庭もキャリアアップも妥協したくない!という方は、

ぜひ引き続き私のブログ『コドプロワールド!』をチェックしてください。

データに溺れる世界を救う次のSaberは、この記事を読んでいるあなたかもしれません。

共に圧倒的成長を遂げていきましょう!

ABOUT ME
りけーこっとん
小学生と関わり始めて、10年。最初は学童アルバイト、現在は小学生向けにプログラミングを教えています!日々、小学生のプログラミングに関する情報の発信をしています。小学生のお子さんがいて、プログラミングに興味のある親御さん・お子さん必見です!